Amazonスポンサーブランド広告-掲載枠への入札調整機能の使い方

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目次

スポンサーブランド広告の掲載枠を最適化することは、ブランド認知の拡大、コンバージョン率の改善、集客を増加させるうえで非常に重要です。今回はスポンサーブランド掲載枠の効果的な運用方法、パフォーマンスを最大化するためのヒントについて紹介します。

スポンサーブランド広告の掲載枠を最適化するメリットとは?

様々なスポンサーブランドの掲載枠を活用することで、露出度の拡大、ブランド認知、的確なターゲティング、コスト効率、コンバージョン率の向上など、いくつものメリットがあります。

メリット1:露出拡大

検索結果ページの上部はカスタマーの注目を集めるのに最適な場所です。スポットライトを浴びて商品を紹介するようなものです。スポンサーブランドは、検索結果のトップ、検索結果内、商品ページなど、基本的にAmazonの一等地である場所で商品を紹介することができます。このような目に留まりやすい場所で表示されることで、集客、売上につながる第一歩です。

メリット2:ブランド認知拡大

ブランド名やロゴを頻繁に露出することで、認知度と信頼が高まります。また、ブランドメッセージに注目が集まるため、更にブランドの認知度が高まります。

メリット3:的確なターゲティング

掲載枠を効果的に活用することで、精度の高いターゲティングが可能になります。スポンサーブランドは、カスタマーの購入ジャーニーの様々なポイントでエンゲージすることができます。適切な広告を、適切な人に、適切なタイミングで届けることが重要です。

メリット4:コスト効率

掲載枠のパフォーマンスを分析することで、最もパフォーマンスの良い掲載枠に予算を集中させROIを改善することができます。

メリット5:コンバージョンの向上

複数のスポンサーブランド広告を配置することで、リーチが大幅に増加しコンバージョンの向上にもつながります。

掲載枠ををどのように構成するか?

スポンサーブランド広告の掲載枠を最適化するには、掲載枠ごとの広告グループを作成し、主要キーワードに焦点を当てます。
仮に100個キーワードがある場合、パフォーマンスの良いトップ10キーワードに広告費の大半が消化されるようにします。
すでに多くのキーワードが存在する場合は、過去65日間の検索用語を分析して最も広告費の消化が多い検索用語に掲載枠設定と予算を割り当てます。効果の低いキーワードについては、関連性を評価しネガティブターゲティング利用して、関連する検索用語だけに広告が表示されるようにします。

スポンサーブランドにおいて、クリエイティブも重要な役割を果たしています。設定する際には、以下の点にも注意しましょう。

  1. 高品質な商品画像を使用する
  2. 検索ボリュームの大きい主要キーワードをタイトルに入れる
  3. 認知度を高めるためにブランドロゴを入れる
  4. ブランドのストーリーを伝えるためにビジュアルを活用する
  5. 一貫したブランド・アイデンティティを維持する
  6. モバイル販売を獲得するためにモバイル向けに最適化する

Automated Bidding(自動入札)を使うべきか?

結論から言いますと、使うべきではありません。自動で入札を変えられてしまうと何が良くて何が悪かったのか、Before/Afterの検証が出来ないからです。
Amazonの自動入札を避け、手動で入札額を増減させましょう。そうすれば、相性の良い/悪い掲載枠を発見できますし、適切なCPCを把握でき、必要に応じて入札を調整することで自分の意図に沿ったコントロールができます。

スポンサーブランド広告のパフォーマンスを定期的に分析する癖をつけよう

スポンサーブランド広告の掲載枠がうまく機能しているかモニタリングし、最適化しましょう。注目すべき主な指標は、インプレッション数、クリック数、広告費、総注文数、ACoS、新規顧客の売上、総売上高に占める割合、リピーター数などがあります。掲載枠ごとにこれらの指標を評価し、目的に応じて戦略を調整します。

スポンサーブランド広告が他のキャンペーンタイプに与える良い影響とは?

スポンサーブランドと他のタイプのキャンペーンを組み合わせることで、カスタマージャーニーのさまざまなポイントでカスタマーにリーチし、ROIを最大化する総合的な広告戦略に繋がります。

例えば、スポンサーブランド広告を効果的に配置することで、リターゲティングキャンペーンを実施し、過去に貴社ブランドを購入したユーザーに再度アプローチすることができます。これは、オーディエンスに焦点を当てたスポンサーディスプレイ広告と商品に焦点を当てたスポンサープロダクト広告の両方を補いあいます。過去に購入したカスタマーを呼び戻すのに最適で、スポンサーディスプレイ広告やスポンサープロダクト広告とうまく組み合わることを推奨します。

Amazon スポンサーブランド広告の効果測定方法について

スポンサーブランド広告の効果を追跡・測定する際に、考慮すべき主なパフォーマンス指標があります。

1. インプレッション:

掲載枠毎のリーチと露出度を測定するために重要な指標です。

2. ACOS:

売上に対する広告費の割合を示します。ACOSは、個々のスポンサーブランドの広告費とROIを最適化するのに役立ちます。

3. CTR:

表示されたインプレッションのうち、どれくらいの割合でクリックされたかを示します。キーワードの関連性と掲載枠レベルでのクリエイティブの効果を判断するための貴重な指標です。

4. 新規顧客(New-to-brand):

過去12ヶ月以内の新規顧客からの注文を測定できます。また、新規顧客獲得のコストや、新規顧客の最大シェアをもたらしているスポンサーブランドの掲載枠を知るのにも役立ちます。

まとめ

スポンサーブランド広告の掲載枠を最適化することは、ブランド認知の拡大、コンバージョン率の改善、集客を増加させるうえで非常に重要です。カスタマー購買ジャーニーのあらゆるポイントでリーチをかけることで、スポンサープロダクト広告やスポンサーディスプレイ広告に相乗効果を与えます。

スポンサーブランド広告の掲載枠を活用し、戦略を立て、パフォーマンスを監視することを忘れないでくださいね。