今回のブログは、Walmartを使ったアメリカ進出、アメリカ越境ecに関して第4回目。みなさんが気になるWalmartで販売した際の手数料に関してとなります。今回のブログのカテゴリー手数料と、次回から掲載されることになるWFSを利用した際の手数料、そして広告費と、アマゾンと同じく、大きく3つの手数料が発生するとお考えください。
なお、Walmartへの出品の全体像を把握されたい方は、まずは第1回~第3回のブログを確認していただけますよう、お願いいたします。
また、2022年5月時点では、アメリカに法人を持たない日本企業がWalmartへ出品するには、当社経由でWalmartと直接交渉をする必要がございます。ご興味がございます方がいらっしゃいましたら、contactより、問い合わせください。
仲介手数料(="Referral Fee"/"Commission")は、Walmartマーケットプレイス(以下Walmart)に出品した商品が購入された際にその都度発生し、出品した各商品の総売上高から計算が為されます。
またその割合は、商品登録の段階で提出する情報から規定される商品カテゴリーに依拠します。
仲介手数料を知る
Payment Report(『支払又は支払の受領に関する報告書』)において、"Product Type"は『商品カテゴリー』に、"Commission"は『仲介手数料』として記載されています。(*商品カテゴリーは、"Item Setup Categories/Spec Categories"とは異なるためご注意ください)
仲介手数料を各商品により精密に規定すべく、Walmartは日々カテゴライズの向上を図っております。
仲介手数料と商品カテゴリー
下記の表から仲介手数料をご確認ください。
*備考
・当記事で言うところの『商品カテゴリー』は、"Payment Report"に記載された、仲介手数料を規定する為の分類として定義しています。商品登録における禁止事項等を定めた"Item Setup categories"と一対一に対応するとは限りません。
・既に発行されてしまった請求内容に、仲介手数料における誤りが見受けられた際は、"Partner Support"ページより[Disputes > Commission Rate disputes]の順でお進みいただき、商品ID(Item ID)と、より正確と思しき商品カテゴリーをご記載の上、請求内容の修正を要請してください。
【重要】
出品している商品が以下のカテゴリーに当てはまる場合、販売価格によって仲介手数料が異なります。
・Baby:幼児用品
・Beauty:美容用品
・Electronics Accessories:電化製品及び周辺器具
・Grocery:食料品
・Health & Personal Care:健康用品
以下の表をご参照の上ご確認ください。
商品カテゴリーの誤りを報告する
商品をWalmartに登録すると、自動的に商品カテゴリーが付与されます。
商品カテゴリーは仲介手数料の規定に用いられるのみならず、"Listing Quality"(商品詳細ページ最適化ツール)におけるオススメ機能にも影響します。
割り振られた商品カテゴリーに齟齬があると思われる際は、まず[Analytics > Growth Opportunities > Listing Quality & Rewards]の順で進み、商品を検索して、画面右側の"Action"欄から"Details"をクリックしてください。
商品の詳細設定画面に"Product Type"欄がありますので、その中の"Report Issue"をクリックしてください。
最後に、表示されたドロップダウンリストから別の候補を選択することで、(商品登録の際に選択した上位分類の範疇に限定こそされますが、)商品カテゴリーの変更を要請することができます。
Walmartの調査チームが要請内容を確認し、2〜3営業日以内に解決策を提示します。提出した案件の進捗を確認したい時は、改めて先述の"Report Issue"をクリックし、調査状況をご覧ください。
一度変更要請をした任意の商品については、その後30日間、別の変更要請を提出することができなくなります。