Amazonはついに、中国の国内市場をめぐる中国のオンラインショッピング大手との競合をギブアップした。米国時間4月18日に米国シアトルに本社を置くこのeコマース企業は、Amazon.cn上の同社のマーケットプレイスを閉鎖すると発表した。そこは中国本土の買い手と売り手を結びつけていた場所だが、同社のそのほかの地元ベンチャーは存続する。
一方中国では、輸入品を欲しがるミドルクラスの消費者たちが高品質な製品を求めている。Amazonは、輸入もやっているがAlibabaなどの強力な企業に比べると見劣りがする。例えば、iResearchのデータによると、Alibaba傘下のTmall Globalは、クロスボーダーeコマースの29%のマーケットシェアを握っている。Amazonはわずか6%だ。しかしこれも、Amazonが優秀な地元パートナーを見つけたら変わるだろう。数カ月前から飛び交っているうわさによると、Amazonはその輸入部門をKaolaに統合する話を進めているらしい。Kaolaは大手インターネット企業Neteaseのクロスボーダーショッピング事業で、22.6%のマーケットシェアを持つ。関連記事: Amazon is reportedly merging its China import unit with NetEase(Amazonが中国の輸入部門をNetEaseと統合か、未訳)
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Amazon CNは一部の事業を残して、中国から撤退することを正式に発表とのことです。
当社の代表は中国越境ECのネットイースカオラの代表をしており、その時の上司(COO)が、元Amazon CNの社員だったために、ネットイースコアラとAmazon CNの違いを聞いたことがあるとのことですが、COO曰く、一言で言うと、Amazon CNは動きが遅すぎるとのことでした。恐らくAmazon USAが十分な権限をCN側に与えていなかったことも影響してCN側の動きが遅くなっていたのかなという見解でしたが、日本では他企業と比較して圧倒的に動きの早いと言われているAmazonでさえ、中国のEC業界では遅いと言われてしまうほど、AlibabaとJD、ネットイースカオラを中心とした中国のEC platformの動きは速く、更に中国の消費者の動きが早いということなのでしょうね。
越境ECを含む「日本の製品を海外で売る」という行為は、商品の魅力はもちろんですが、現地に輸出して終わりではなく、現地のビジネススピードや文化や考え方を理解したチームに、十分な裁量権を与えて、積極的なマーケティング活動をしつつ、現地に地に足の着いたビジネスをしていかないと難しいということですかね。当社としては、その考えを100%理解しつつも、「EC×海外」をもっと自由に、より敷居の低いものとできるよう努力してまいります。