マスターデータとマシーンラーニング

2019年7月2日
最近の良く相談される内容の一つにAmazonでの広告運用の方法というものがあります。 質問の内容としては ・売上に繋がらないキーワードは削除すべきか? ・関係ないキーワードは削除すべきか? ・ACoSは何%を基準とすべきか? ・効果的なキーワードはいくら程度までbitする金額を上げるべきか? ・最初はオートメーションで回した後、2週間後の売上に繋がらないキーワードは削除している などでしょうか。 できれば一旦こちらのYouTubeに上がっている動画を見ていただくと話しが早いかもしれません。 こちらは当社の代表がアマゾン在籍時代にお世話になった方がFacebook上でシェアしていたAmazon Lockerのマシーンラーニングについての動画です。   この動画を見ればわかると思いますが、アマゾンだけではなく、アマゾン以外のマシーンラーニングにおいても、重要なのは ①正確なデータをインプットできているか ②そのインプットはシステムが読み取り易く、アルゴリズムに乗せやすい記載になっているか ③機会学習するための時間をシステムに十分与えているか かと思っています。 結論から言うと①~③をしっかりと設定できていれば、基本的にはアマゾン上での広告は、Amazonのオートメーションで広告を回した方が、効果が高くなる可能性が高いです。 もちろん、大量の商品を扱っている場合は、アマゾンで言えば、同一のleaf nodeに紐づいているような商品グループ。もしくは同じleaf nodeではなくても、感覚的に同じグループとして扱われるべき商品群は、商品グループごとにキャンペーンを分けるなどはした方が良いかとは思います。 ご相談者から上記のようなご質問をいただいた際は、当社ではまずどのようなカタログを作成しているかを拝見させていただいております。 もちろんカタログガイドラインに反しているようなカタログの場合は、それはアマゾンが意図的に検索に引っかからないような設定を裏でしている(indexから外す、もしくはASIN suppress)こともあるので論外となるのですが、当社でのチェックポイントは基本的には下記 ①カタログの全てがカタログガイドラインを遵守しているのかどうか。タイトルやbullet pointに余計な単語を入れていないか。 ②その過程ではAIが正しく単語を読みとり、背景は解釈し、正しくアルゴリズムの上に乗せれるようになっているかどうか。 ③一度AIが読み取ったデータを、ラーニングによって起動修正させる時間を与えてあげているかどうか。 特に特別な技術というよりも、①②についてはGoogleのSEOも根本的な考え方は同じで、そのページ(コンテンツ)がお客様にとって正しく、丁寧に情報を提供できているかどうかを確認します。わかり易いやり方ですと、特定の商品をスポンサープロダクト広告に入れる準備をする段階で、アマゾン側がそのカタログから読み取れるキーワードをリコメンドしてきますが、汚れたカタログの場合は、そのアマゾンがリコメンドしてくるキーワードの純度というか、ゆらぎがかなり大きく出てきています。つまり販売したい商品の情報をアマゾンのAIに正しく読み取らせることができていないという状況です。ピンポイントで良い例がないのではありますが、例えばUSだとiPhoneのアクセサリーだったとしてもタイトルに「iPhone」というキーワードを入れていたことによって、カタログが落とさたというケースが数年前にありました。一方「for iPhone」という記載方法であればカタログが落ちたということはなかったようです。人情的にはiPhoneのアクセサリーなんだからiPhoneって単語を入れるのは当たり前ではないかと感じます。一方、このケースは上記のようにAIに対して正しい情報をインプットすることができておらず、逆に誤ったと認識されてしまう情報をインプットしてしまったために、アマゾンのAIがリジェクトしたという良い例かと思います。 同時に、この記事の画像もそうですが、AIに対して情報をインプットした直後というのは、AIも様々なチャレンジをします。Aという商品を販売したいとしても、AとBが頻繁に一緒に購入されており、またBtoCにも何らかの関係際があった場合、Cに関連するキーワードをAを宣伝するために配信することもあります。(広告ではないですが、Aという商品を検索した際に全く異なるCが表示されることがあります。それは裏ではAとCが関係のある商品として認識されているという意味です)そして当初は多数の広告配信をしつつ、AIがその軌道修正を繰り返して、最終的に最適な広告配信をするようにしていきます。そして、その軌道修正には時間がかかります。もちろんAIの計算スピードは人間のそれとは比べ物にならないのですが、広告の場合は、見た人ががクリックするかしないかという、人間のアクションもインプットとして要求され、一定量その行為がされるまでには数か月は必要と個人的には考えており、クライアント様へは「答えが出せる保証はないですが、最低でも6ヶ月はください」と言っています。 アマゾンでどう商品を販売していくかは、別コラムで記載したような①正しいキーワード ②正しいインプット(マスターデータ) ③ アマゾンのマシーンラーニングの理解 ④ AIに学習させる時間 なのかなと。 現在当社もAmazonと外部のBig Dataと、マシーンラーニング、そしてAIを使ったあるシステムの構築の検討を開始するところですので、少しだけ待っていてください。 まだ開始することを、開始するレベルですが(汗)
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Picaro的考察


アマゾン, 越境EC

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