Amazonのサードパーティ向けマーケットプレイスでの販売業者を取り巻く状況は変化しており、Amazonはマーケットプレイスの活性化にリソースを集中させはじめている。マーケットプレイスは大口出品が多く、売り上げの58%にあたる1600億ドル(約17兆円)を占める。一方、卸売り事業は一流ブランド、プライベートブランド、Amazon専用ブランドに絞りはじめている。また、Amazonはブランドを優先しようとしており、ブランド所有者が本物であることを証明したうえで、偽ブランドや無許可の販売業者を閉め出すことができる新方針を発表した。さらに、アルゴリズムを調整し、価格と納期だけでなくブランデッドコンテンツ、広告費、外部トラフィックも重視されるようになった。BuzzFeed Newsによれば、マーケットプレイスの競争があまりに激しく、怪しげな戦術に頼る販売業者もでてきており、Amazonのシステムを操作できると謳う怪しいサービスに月額最大1万ドル(約110万円)を支払う業者もいるという。
確立されたブランドには、合法的な戦略に資金を投じ、Amazonで勝利できるだけのリソースがある。タフト&ニードルの場合、Amazonでの成功は、カー氏が導入したいくつかの重要な戦術に集約される。1つ目は、創造的な方法でカスタマーレビューを獲得すること。2つ目は、Amazonに合ったブランドを作り、同時に、Amazon事業を構築すること。そして3つ目は、ライバルの成功や弱点を利用することだ。たとえば、上位商品の検索キーワードを追跡し、批判的レビューを調べれば、Amazonの顧客が探しているもの、ほかでは手に入らないものがわかる。
アマゾン アメリカの元社員による「Amazonでセラーとして成功するための3つのルール」とのことですが、㈱Picaroとして共感した部分を抜粋
1~2ができているセラーは多いですが、3~6ができているセラーは少ないイメージ。
そしてセラーよりも経験や知識が少ないのがブランド。
Amazon自体がブランドを重要視していく流れの中、Tier3以下のブランドはアマゾンについていけなくなるのだろうなと。ECについてはメーカーがAmazon上でどうブランド構築をしていくのかが非常に重要になってきますね。