Amazon PPC:初心者のためのステップガイド(2/3)

2020年12月23日
amazonスポンサー広告

Amazon PPC:初心者のためのステップガイド(2/3)として、今回は

Amazon PPCの基本(始める前に知っておきたいこと)

について記載させていただきます。

 

アマゾンスポンサー広告を始める際には、以下の基本的な概念や用語を正確に理解することが、非常に重要です。

  • ターゲティング(キーワード、商品ASIN、カテゴリ):PPCキャンペーンを設定すると、キーワード、商品ASIN、商品カテゴリに基づいて広告をターゲティングすることができます。
  • 検索キーワード vs  キーワード:「検索キーワード」とは、買い物客が検索ボックスに入力した検索クエリを指します。「キーワード」とは、セラーが広告キャンペーンで入札する用語のことです。キーワードのマッチタイプによっては、1つのキーワードで複数の顧客の検索キーワードをカバーすることができます。
  • キーワードのマッチタイプ:キーワードマッチタイプは、Amazonに広告を掲載するために、キーワードと検索キーワードの一致度合を決定します。3つのマッチタイプ(部分一致、フレーズ一致、完全一致)があり、色々な広告ターゲティングの精度とモニタリングが必要です。
  • ネガティブターゲティング:ネガティブキーワードは、広告キャンペーンには不要な検索キーワードを除外するために使用されます。効果的に利用すると、Amazonの広告費をコントロールするために有効なツールとなります。
  • キャンペーンの種類: オートキャンペーンとマニュアルキャンペーンの2種類があり、主な違いは、マニュアルキャンペーンの方がより正確な結果が得られるということです。オートキャンペーンでは、Amazonのシステムが関連する検索キーワードと、商品を自動的に一致し、広告を表示してくれます。マニュアルキャンペーンでは、広告が掲載されるキーワードをセラーが選択するため、よりターゲティング精度の高い運用が可能です。
  • 動的な入札額:広告主は、固定入札額を設定するか、動的な入札額(「ダウンのみ」、または「アップとダウン」)を使用するかを選択できます。これにより、コンバージョン確率に基づいてリアルタイムで入札を調整できます。
  • 掲載枠ごとの入札調整:検索結果ページの上部と商品詳細ページには、それぞれ入札額を設定することができ、引き上げ率0%~900%まで指定することが可能です。

 

 

Amazon PPC広告のキーワードターゲティングの機能

Amazon PPC広告は、キーワードターゲティングを使用し、買い物客の検索クエリと関連するスポンサープロダクト広告やスポンサーブランド広告とを一致させています。

 

マニュアルキャンペーンでは、3つのキーワードマッチタイプを利用して、広告ターゲティングをさらに絞り込むことができます。

  • 部分一致:検索キーワード(語順は関係なし)に、設定した全てのキーワードが含まれている場合、広告を表示。
  • フレーズ一致:検索キーワード(同じ語順)に、設定した全てのキーワードが含まれている場合、広告を表示。
  • 完全一致:検索キーワード(同じ語順、かつ同じ用語)に、設定したキーワードが過不足なく一字一句完全に一致する場合、広告を表示。

 

Amazon PPCキャンペーンの目標設定方法

PPCコストに対するキャンペーンのパフォーマンス(ACoSやROASなど)を定期的に確認していないと、対象商品に損失を与えてしまうことはよくあります。

 

Amazon PPCキャンペーンのパフォーマンスを評価するためには、最初からAmazon広告を運用するための目標を明確にしておく必要があります。以下では、キャンペーン目標と、それに応じて算出する必要のある目標値をまとめました。

 

キャンペーン目標 目標値の算出方法
売上・インプレッション数の最大化 ACoS(Advertising Cost of Sale/売上高広告費比率)の損益分岐点を計算する
目標利益率の達成 目標ACoSを計算する(ACoSの損益分岐点 - 目標利益率
総利益の最大化 総純利益を算出する

 

Amazon PPCにどれくらいの広告費をかけるべきか?

Amazon PPCにどれだけの費用を使うか理解するためには、まず広告費を除いた利益率(ACoSの損益分岐点)を計算する必要があります。商品の損失とならないためにも、キャンペーンの目的に関係なく、Amazon PPCにどれだけ費やす余裕があるのか、利益率から判断しましょう。

 

ACoSの損益分岐点を算出する方法

ACoSの損益分岐点(売上高広告費)は、広告費を除いた利益率のことであり、売上からFBA fee、Amazon手数料、shipping cost、製造コストを引いた残りの%が35%である場合、PPCに35%以上を費やすことがなければ、利益を確保することが出来ます。

売上の最大化がキャンペーン目標であれば、ACoSの損益分岐点を計算することにより、PPCに費やすことのできる最大額を認識しておくことができます。

 

ACoSの目標値を算出する方法

収益率の高いキャンペーンを目指している場合、ACoSの損益分岐点を使用して、現実的な純利益率を決定することができます。

例えば、広告費を含めた利益率目標が5%で、ACoSの損益分岐点が20%の場合、PPCに使える費用は15%ということになり、これがターゲットACoSです。目標利益率に応じた収益性の高いキャンペーンを実行するのであれば、ターゲットACoS以上を広告費に使ってはいけません。

 

 

Amazon PPCを始める前にリスティングを最適化する

PPC広告を始める前に、商品リスティングがAmazon SEOに最適化されていることを確認しましょう。Amazon SEOは、キーワードターゲティングを行い、PPC広告のクリック率(CTR)とコンバージョン率(CVR)を最適化するための前提条件となります。

 

AmazonのSEOは大きく2段階のプロセスで行われています。(SEOの詳細は、また別のブログを記載予定)

  • キーワードの最適化:商品リストのテキスト内に関連するキーワードをすべて含ませます。広告はこの特定のキーワードをベースに表示されるため、インプレッションを獲得することができます。
  • リスティング/コンテンツの最適化:高品質で関連性の高い画像や、魅力的なコンテンツ、十分なカスタマーレビューが準備されていることで、広告を除いたランキング(オーガニックランキング)だけでなく、CTRやCRを向上させることができます。

 

さて、PPC広告を開始する前の準備として理解をしておかなければいけない最低限の情報をまとめさせていただきました。今回のブログはここまでですが、次回は、実際のAmazon PPC広告の設定方法についての記事となりますので、楽しみにしていてください。

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