AmazonグローバルASINとは?

2020年12月1日
Amazon global ASIN

AmazonグローバルASINとは?

Amazon Global ASIN(Amazon Standard Identification Number)とは、複数国のAmazonマーケットで共通して使用されている商品識別コードです。例えば、Amazon.co.ukでこの製品(https://www.amazon.co.uk/dp/B01AXZXHDI)を販売している場合、ASINはB01AXZXHDIとなります。この同じ製品をドイツで販売したい場合、同じグローバルASIN (B01AXZXHDI)を使用することができます。例えば、下記の製品はグローバルASINを使用しています。
https://www.amazon.de/dp/B01AXZXHDI/

 

グローバルASINを使用することのメリットとデメリット

グローバルASINを使用するメリット
• まず、AmazonはグローバルASINを好みます(Amazonのガイドラインに従うことは常に良いことです)。もし、異なるASINで商品が重複している場合は、このグローバルASINが優先となり、他のASINは停止されてしまいます。
• 一部の情報(商品画像など)は各国のマーケットをまたいでリンクされているので、出品者次第ではメリットになります(ただし、デメリットにもなり得ますので後述します)。
• ASINを入力するだけなので、マーケットをまたいだリスティングの設定が簡単です。
• 新しいマーケットで発売された新商品については、その国独自のレビューを得るまで他のマーケット(通常は米国)からのレビューが表示されます。新商品にとっては非常にプラスとなります。
• ベストセラーランク(BSR)に影響を与える可能性のある世界のAmazonマーケットの販売データは、共有されることがあります。

グローバルASINを使用するデメリット
• 画像はマーケットプレイス(*)間で共有されます。そのため、例えば英語以外の国のマーケットで、英語の説明文を多用している画像を掲載している場合は、注意が必要です。また、国ごとの特有モデルやビジュアルへの対応が必要な場合も問題となります。
• 新しいマーケットにおけるレビューについては、一定数得られるまで他マーケットからの評価が表示されるため、悪いレビューがある場合はゼロの時よりも、さらに販売数に影響が出る可能性があります。

* まれに、マーケット特有の画像使用が許可されることがありますが、重要な理由が必要とされるため非常に困難です。許可される例としては、該当マーケット特有の重要情報がパッケージ画像に表示されている場合などがあります。
しかし、これらの画像を他国のマーケットでも表示している可能性があり、修正に苦労することもあるため、マーケット特有の画像を取得することはリスクにもなります。

マーケットごとで別のASINを使用することへのリスク

グローバルASINを使わないのであれば、Amazonマーケットごとに別のASINを使うことになります。では、各マーケットで特有のASINを使用することのメリットとデメリットは何でしょうか?

 

各国特有のASINを使用することへのデメリット

• 新しいASINごとに、新しいEAN/UPC/GTINコードを割り当てる必要があるため、複数国のマーケットで販売をしている場合は、面倒でより難しいロジスティクスになる可能性があります。
• 他国のマーケットで使用されている画像と同じものであっても、マーケットごとに新しい画像をアップロードする必要があります。
• 別のマーケットからのレビューは共有されないため、発売開始時のレビューはゼロになります。
• 誰かがグローバルASINを使用して商品ページを作成した場合、同一商品を統合するために、各国特有のASINは停止される可能性があります。
• 各国特有で作成したASINを他国のAmazonマーケットにリストアップされる可能性もあり、その場合、両国のマーケット販売に悪影響が出てしまいます。

 

各国特有のASINを使用することのメリット
• 他国マーケットの他製品から完全に独立しているため、他国で発生するリスクから隔離することが可能です。
• 各国独自の画像をアップロードすることができるため、各国ごとに訴求を分けられるメリットがあります。
• 特に、販売国独自の説明文やモデル、ライフスタイルに合わせた画像をカスタマイズすることができます。
• 将来的にAmazonの方針が変わり、Global ASINsを各国マーケット間で共有することになった場合、影響もなくなると思われます。

 

まとめ

グローバルASINにするか、しないかを検討する際のポイントは2点。グローバルで共通になる画像と、新しいマーケットで発売された際の製品のレビューです。

最終的には、Amazonのデータベースには、1つのEAN/UPC/GTIN参照コードに対し1点の製品がリンクされていることが理想です。また、グローバルASINを選択した場合、Amazonは各国マーケット間で売上や顧客データを共有する可能性があります。その場合、ランキングや広告においてもメリットがあるでしょう。

画像内における各言語での説明文が必要な場合は、少なくとも非英語圏のマーケットでは特有ASINを使用する方が良いでしょう。

各言語の説明文が重要でない場合や、リスティング初日からのレビュー表示を優先させる場合は、グローバルASIN用の画像を作り直す必要があります。

言語の代わりに、重要な機能やメリットを強調する絵文字を使用することもあるかもしれません。あるいは、説明付きの画像や動画を含むA+コンテンツやブランドストアに顧客を誘導することを目指しましょう。

なお、今後のAmazonの動きとしては、次の2つが考えられるかと思います。まず、英語圏以外の国で英語説明文を表示するのは顧客からの反応が悪いことを知っているため、各国マーケットで独自の画像が使用できるよう許可する。 もしくは、画像内のテキストを表示しないようにすることではないでしょうか。

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